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サロメは今唇を奪われたのだ。
そして、前後の穴もヘロデによって奪われたのだ。
ヘロデ 「うむ、堪らぬ愉悦、しっかりと味わおう。兵卒たちよ。サロメの痣を、唇をなまめかすのだ。」 サロメの体が野犬どもに奪われる。蜜の音が聞こえる。 月の下悪夢のように命を絶ったナラボートの姿が見える。口惜しいそうだ。
ヘロディアス 「ああ、ナラボートよ。あなたもサロメに恋焦がれていたわね。さあ、お行きなさい、感情の赴くままに。すでに乙女ではないけどその分官能性がましていますわ」

悪夢の神秘

夢想の死の願い

狂った愛の幻想

オスカー・ワイルドのサロメの続編として書かれた禁忌めいた物語、棺に横たえられたサロメをどんな死後の嘆きが待つのか。ヨカナーンは・・・

死したサロメのその 後(のち) の物語。

https://books.rakuten.co.jp/rk/ba9af1e123b5332a8b3408d3af92d42c/

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