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Rougeは過去のリヴァイヴァルではない音楽という美しさの物語。そして翼を欲しがった少女と少女の羽根になりたがった少年の物語。そこにロックの美しさーーエレガンスとソロウがある。今もの生きているのなら捧げよう。何もかも。音楽と言う名の牧神に。叶うなら。何もかも捧げる。それは2015年12月8日。ジョン・レノンの死んだ日に。日本武道館に奇跡的にライズの頂点を極めたヴァンドのそのシーンから始まる。

Rouge vol.16

Heartsはインターネットプロードキャスト"ソレイユ"で音楽プログラム「ワンプラスワン」出演する。
初の日本のメディア露出、それをこの時代のやり方で。
ワンプラスワンーー悪魔を憐れむ歌ーーその対立すべき二つのヴァージョンがあるように世界は混乱している。
その2017年の始まりとして。Heartsは自分達の音楽をーー

Rouge vol.17

カメラはまずShowの豹を映す。そして引いていきShowとRouge映す。

翔は言う。

「日本の桜は独特のものだ。パッと咲き散華していく。まるで花火のように。桜は狂乱を生むし、亡骸の癒しにもなる」

「僕達はカルトヒーローだって、自分では気づかなかったけど耳に入っていたよ。ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでのライヴがそのきっけかけだってね?」

Rouge vol.18

翔と凛湖はDavid Bowie isに来ていた。

様々なオディティ。

だが最後のフィルムで流される涙。そして。

凛湖は郷愁の色香を漂わせるフィールで言った。
「いいわよ。気分転換になるし。」
「そっか、じゃあ一回部屋に戻って荷物置いてからにしよう」
「そうね」
憂鬱のフィールは去っていない。

Rouge vol.19

「私、David Bowie isのデヴィッド・ボウイの戦場のメリークリスマスの坂本龍一さんがボウイがまだ生きたかった。生きて音楽を作りたかったっていう言葉で号泣してしまったんですよ。声に出さなかったけれど。なんで人は死ぬのかな、どうして生きたいと思う心があってもチベットの女の子みたいに自分の自由の為に身を焼いたりして・・私は生きたかった・・生命の儚さに泣いたと言っても良かったのかな」

Rouge vol.20

「Tibet belongs to Tibetans!」(チベットはチベット人のもの!)

アメリカは中国のマーケティングを恐れチベット関連の映画を撮らなくなった。

チベタンフリーダムコンサートも露と消えた。

デヴィッド・ボウイはドイツは救ったが、チベットは救えなかった。

その悲しみに打ちひしがれているフィールを、Rougeは美しい声で歌う。

バクチクの曲の歌詞ーー君は踊るーーのように。

そして現代の賛美歌のように。

北航平のリミックスの美しさがと深遠さが光る。

そしてRuin of your prayerは終わった。

Rouge vol.21

このラストトラックにオーディエンスは歓声と熱狂を送る。
Showは言う
「僕達は途方に暮れるだけかも知れないけれど、嵐の前に立つだけかも知れないけれど前へ進んでいく」
声は続く。
「サモトラケのニケが導くように。忘れないで欲しい。僕らがここにいる事を」

Rouge vol.22

「汐野さん京都なんだよな」

「そうね」

「それならチケット取れたら京都ですみれさんを見よう・・凛湖こでまりch.は聴いた?」

「うん、汐野さんが送ってくれたから。とても素敵な歌だったわ。だけどやっぱり「拾肆-14-」に気持ちがいっちゃう。だって素晴らしいもの。

Rouge vol.23

「そうね、私の心臓もまた悪くなるかも知れないし」

 

「そんな事考えるなよ。この曲のように気軽に気軽に・・凛湖は感じやすすぎるよ。わたしを導く一つの星でまた泣くんだろう」

 

「良いじゃない、わたしすみれさん好きだもの。何故かあの曲を聴くと涙が流れるの。

Rouge vol.24

 冬の夜は無情で
 僕たちの生きる場所なんてない
 僕は吸っていたシガレットを君に渡すが君は吸わない
 行くあてはついに閉ざされた 
 美しいものはいつも死んでいく
 そして心が死んでいく 君も僕も
 僕は君の中で燃える事が出来なかった

 僕は君を愛した代わりに気が狂ったよ
 僕は君の中で燃える事が出来なかった

 君を愛していたから 哀しみを感じた 孤独な人 亡霊が呼んでいる

sorrow for friend

WWWワンマン最終曲sorrow for friend

 

Rougee vol.25

2018年1月10日。12月を思い起こしていた翔に汐野か らのメールが来た。

短く、そこにはこう書いてあった。

「Litten to Spotify

Hal from Apollo ‘69

DRIVE YR TERRAPLANE」

Rougee vol.26

「もっと、騒いでもいいんだよ。ごめんね、新曲やって。次は皆が知っている曲を、ラスト2曲楽しんで。
そして響くGrint、Stardest。
Heartsの中ではメロディアスとも言えるこの曲に観客達は思い出したように歓声をあげる。
Glintのアッパーはさすがだ。客を一気に乗せる、閃光のグリント。だけどStardestの前にShowは言う。

「それでも、ただ、騒ぐだけがライヴじゃないでしょ。最後の曲Stardest」
Stardustが始まる。星屑とギター、運命の女の曲だ。スターダストが美しい。

スレインを残しShow、Rouge、浅葱、透の順にステージを後にしていく。

購入はタイトルのリンクから。

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